FIREして1年、気づいた
「退屈は、自分と出会う時間。」
以前、こんな記事を書きました。
「FIREの民はラクじゃない」
自由になったはずなのに、何をしたらいいのかわからない。
そんなFIRE直後の戸惑いを書いた記事です。
▼ 前回の記事はこちら

あれから約1年。
今の私はどうなったのか。
実はね、退屈って、悪いものじゃなかったんです。
退屈って、いいんだよ。
会社を辞めたばかりの頃、時間を持て余すことがありました。
何をしよう。何かしなきゃ。せっかく自由になったんだから。
でも、今なら思います。
そんなに焦らなくてもよかったんだって。
ぼーっとしている時間って、
何もしていないようで、頭の中ではいろんなことを考えているんですよね。
これから何をしたいんだろう。
どこへ行ってみたいんだろう。
どんな暮らしがしたいんだろう。
誰かに答えを教えてもらうんじゃなくて、
自分と向き合って、自分の本音を探す時間。
私にとって、退屈はそんな時間だったのかもしれません。
そして、旅に出た。
もともと旅行が好きだった私。
会社員の頃は、行きたいと思っても、時間もお金も思うようになりませんでした。
でも、FIREしたら時間がある。
「あ、旅行に行こうかな」
最初は、そんな何気ない気持ちだったと思います。
そこから国内にも海外にも出かけるようになり、
今では月の半分くらい家にいないことも。

最初から、こんな暮らしをしようと決めていたわけじゃありません。
退屈な時間があったから、考えた。
考えたから、やってみた。
やってみたら、楽しかった。
それだけなんです。
もし、退屈を埋めることばかり考えていたら、
今の暮らしには出会えなかったかもしれません。
旅のおまけで、英語が少しわかるように
旅を続けているうちに、もうひとつ嬉しい変化がありました。
学生の頃から、英語にいい思い出なんてありませんでした。
でも、旅好きが高じて毎月のように海外へ行っていたら、
耳がだんだん慣れてきたんです。
気づいたら、少し話せて、少し聞き取れるようになっていました。
なんとなく、言っていることがわかる。

もちろん、完璧じゃありません。
英語が得意な人みたいに話せるわけでもありません。
でも、昔の私からしたら、だいぶ進歩です。
好きなことを続けていたら、できることが増えていた。
これだけは、ちょっと嬉しいです。
FIREして1年。今、思うこと。
退屈だからって、無理に予定を入れなくてもいい。
毎日を充実させようと頑張らなくてもいい。
何もない時間を、何もないまま過ごしたっていいんです。
ぼーっとしているうちに、ふと何かを思いつくこともある。
自分でも気づいていなかった「本当はこうしたい」が、見えてくることもある。
退屈は、なくさなきゃいけないものじゃない。
自分と出会うための時間なのかもしれません。
私は今、超いい感じです。
毎日が特別なわけじゃないし、悩みがなくなったわけでもありません。
大きく盛り上がるわけでもなく、落ち込むわけでもなく。
ただ、自分の時間を、自分で選べる。
旅に出たいと思ったら出かける。
家にいたい日は、家にいる。
そして、何もしたくない日は、何もしない。
それでいいんだと思えるようになりました。
その感じが、ものすごくいい感じなんです。
退屈って、いいんだよ。
何もないように見える時間の中で、
人は自分のことを考えている。
もしかしたら、その時間こそが、
これからの自分を見つけるために
必要なのかもしれません。
さて、明日は何をしようかな。
もしかしたら、航空券を買っているかもしれないし、
気づいたらパッキングをしているかもしれない。
……まあ、のんびり退屈を楽しんでいる日があってもいいよね。
予定は未定。それがまた、おもしろい。


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