旅エッセイです。
飛行機って、乗る前から楽しい。
私はけっこう前から、シートピッチはどうかな、とか、どんな座り心地かな、とか、そういうところを想像してワクワクするタイプ。
今回も「飛行機の時間をちゃんと楽しもう」と思って搭乗した。
座って、シートベルトを締めて、周りをちらっと見る。
……来ない。
隣、来ない。
あれ、通路側も来ない?
まさかの、、、3席独占🎉
この瞬間、声には出さないけど、心の中では
「神様ありがとうございまーす!!!!!」
ってちゃんと唱えてる。
旅あるある。
横になって寝られる、っていう物理的な楽さももちろんある。
でもそれ以上にすごいのが、この空の上の特別な空間で、堂々と横になれる非日常感。
エコノミーなのに、世界が一段階ズレる。
一瞬で、ファーストクラスに早変わりする。
特にLCCでの3席独占は破壊力が強い。
期待値が低いぶん、幸福度が跳ね上がる。
もう完全に、頭の中がバグる。
もちろん、隣に人が来るのが当たり前だし、
1席1席にちゃんと値段があるのも分かってる。
だから大きな声では言えない。
でも、6時間のフライトで3席独占したときの、あの気持ち。
旅人なら、きっと一度は思ってる。
「これ、もう別世界だよね?」って。
ちなみに私は、いつも窓側指定。
ここはブレない。景色が好きだし、落ち着くし、自分の居場所だから。
チェックインも早めで、3時間前を目安に並ぶタイプ。
窓側さえ取れていれば、とりあえず安心。
だから最初に思うのは、
「3席いけるかも」じゃなくて、
「あ、隣、来ないといいな」。
ここをクリアするだけで、かなり楽。
……と思って油断していると、奇跡が起こる。
心の中でガッツポーズ。
顔には出さない。
出したら負けな気がするから。
窓側は私のもの。
真ん中は余白。
通路側は、もはや別荘。
この並びを見たときの、あの感じ。
もうこれは、運がいいとかいう話を一回超えてる。
テンションは爆上がりなのに、体はめちゃくちゃ楽。
このアンバランスさも含めて、旅人あるある。
飛行機って、やっぱり楽しい。



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