(Warung Indonesia|Kuta)
バリに来たら絶対にやってみたかったこと。
“本場のナシチャンプルを、盛ってもらって食べること。”
ずっと憧れていたスタイルで、ついに今日、それを叶えに行く日が来た。
ナシチャンプルは、インドネシアの昔ながらの家庭料理スタイルで、白ごはん(または黄色いごはん)に好きなおかずを“ちょっとずつ盛り合わせる”ワンプレート。屋台からワルンまでどこでも出会える国民食で、地域ごとに味も具材も少しずつ違うのが面白いところ。いわば“インドネシアの定食文化”をそのままお皿にのせた一品。
向かった先は、ホテルから歩いて10分もかからない場所にある ワルンインドネシア(Warung Indonesia)。
昼の太陽の下を“ナシチャンプル目指して一直線”でテクテク歩きながら、期待がどんどん膨らんでいく感じ。

(撮影:tabi-fa)

(撮影:tabi-fa)

ゆるっとお店を見守る猫ちゃん。
(撮影:tabi-fa)
そして結果はというと──
想像のはるか上。
まさかここまで心を掴まれるとは、まったく予想してなかった。
昼に食べたとき、お腹がいっぱいになりすぎてイスから立ち上がるのが名残惜しいくらいだったのに、
夕方になって小腹が空いたら、もう足が勝手にあのワルンの方向へ歩き出していた。
気づけばまたお店の前にいて、気づけばまた注文していて、
そして気づけばまた完食していた。
人生初の「1日2回同じワルン」です。
店内はローカル感たっぷり。
ショーケースには色とりどりのお惣菜がぎっしり並んでいて、
立って待っているとスタッフさんが声をかけてくれる。
注文は簡単で、
「ライスはホワイト or イエロー?」
私はもちろんイエロー。サフランの香りがふわっとして、全然クセがなくてペロッと食べられる。
あとは指差しで大丈夫。
チキン、フィッシュ、揚げ物、野菜、…
好きなだけ選んだら、そのままプレートに山盛りにしてくれる。

魚、お肉、野菜がぎゅっと詰まっていて、どれも主役級。
お皿を重ねていくスタイルが、ワルンの活気そのもの。
(撮影:tabi-fa)
特にハマったのが、お茄子の揚げたやつ。
青菜炒めも、ガーリックの香りが効いていて、塩こしょうとほんのり醤油っぽい風味。
これがもう、驚くほど美味しい。
クセがなくて、なのにガツンと満足感がある大当たりの副菜だった。

野菜の種類が意外と多くて、見てるだけで元気になるラインナップ。
積み上がったお皿から、選ぶ楽しさがこぼれ落ちる写真。
(撮影:tabi-fa)
野菜をたっぷり食べられるのも嬉しくて、
「旅中の野菜不足が全部ここで取り返せるじゃん…!」って。

大きなナスがとろっとしていて、とにかく絶品。
骨付きの鶏は炭火焼きみたいな香ばしさで、噛むたびにうま味が広がる。
中央のサフランライスが全体をやさしくまとめてくれる一皿。
これで 37,000ルピア。
(撮影:tabi-fa)

大きなお肉は甘辛ケチャップ系で、酢豚みたいなコクのある味わい。
気づけばまたナスを選んでしまった、そんな安定の美味しさ。
これで 33,000ルピア。
(撮影:tabi-fa)
お会計はローカル価格
昼は、37,000ルピア(約370円)。
夜は、33,000ルピア(約330円)。
どっちも“安すぎて不安になるのに、味は感動レベル”のバリ価格。
レジでは日本語を話せるスタッフさんに「ありがとう」と言われて、
お腹も心も大満足。
Warung Indonesiaの行き方(地図)
クタ爆弾テロ慰霊碑(Ground Zero Monument)を目印に、そこから細い路地へ少し入るだけ。観光客でも迷わない距離感。Googleマップを開きながら歩けばスッとたどり着けます。
ホテルがこの近くの人は、絶対一度行ってほしい。
まとめ
バリでこんなに感動したごはん、初めてだった。
ローカルの味って、なんでこんなに心に直接くるんだろうね。
ナシチャンプルを食べることを“旅の目的”にしてよかった。
そしてこのワルンに出会えたのは、たぶん今回の旅の大きな収穫。

注文の仕方わからなくても、ショーケースの前に立ってると
スタッフさんが“はい、どうする?”って声かけてくれるから心配いらないよ。
なんとかなる精神で、みんなぜひ行ってみて!

ナシチャンプルって、お店ごとにまったく味が違うんだって。
このワルンだけじゃなくて、バリには“その店だけの一皿”がまだまだ眠ってる。
世界にはまだ知らない美味しい場所がいっぱいあるんだね。



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