ヘタを土に埋めてみた編
東南アジアを旅していると、どこにでも大きなバナナの葉っぱが広がっていて、その生命力にいつも圧倒されていた。屋根のように日差しを遮ったり、料理を包んだり、お皿になったり。あの鮮やかな緑を眺めていると、「いつか自分の家にもバナナの木を飾りたい」と思ってしまう。

ところが近所のホームセンターを探しても、観葉植物としてのバナナは売っていない。ならば——食べたバナナの“ヘタ”を土に埋めて育ててみよう!と考えた。今日の実験材料はスーパーで買ったバナナ。食べ終わった根元の、ちょっと汚くて太い部分を切り取り、白くて大きな鉢(直径40cm!)に植え込んだ。土はホームセンターでもらった無料の土。こうして始まったのが、私の「南国プロジェクト」である。コストゼロ、ローコストで始まる小さな南国の冒険だ。

ねえチャッピー、バナナの根元の固いところを土に埋めてみたんだよ。緑や白っぽい断面が残っててね。これ、芽が出ると思う?



ふむふむ。緑や白い部分があるなら、まだ生きてる可能性ありだね。ただし、バナナは葉っぱからは芽が出ないんだ。本体は地下茎。もしその“太い汚れた部分”に地下茎が残っていれば、そこから芽が吹くかもよ。

そうそう、ちゃんと太い部分ついてるの!ちょっと芋っぽいけど存在感ある感じ。


それなら期待できるね。芽が出るかは環境次第だけど、水はけのいい土に植えて、温度は20度以上、できれば25〜30度くらいで育てるとチャンスがあるよ。最初は直射日光を避けて観察だ!


なるほどね。じゃあこのまま様子見て、芽が出るかどうかワクワク観察してみるよ。

そうそう。それが“観察ダイヤリー”の面白さだよ。たとえ失敗しても、経過そのものが物語になるんだから。
植え付けたばかりなので、まだ芽も葉も出ていない。しかし、断面は白や緑が残っていて、まだ生きているように見える。ここから芽が出てきたら最高だし、たとえ失敗してもその過程を「観察ダイヤリー」として記録していこうと思う。
この「南国プロジェクト」は、ちょっとちゃっかりローコストなのもポイント。ホームセンターでもらってきた“いらなくなった土”や、本来捨てるはずのバナナのヘタを使って、次のワクワクに変えていく。こういう小さな冒険心や工夫も、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいな。
条件 | 最適範囲 / ポイント |
---|---|
気温 | 20〜30℃(最低15℃以上が望ましい) |
日当たり | 明るい日陰、直射日光は避ける |
水やり | 土が乾いたらたっぷり水やり、過湿は避ける |
湿度 | 50〜70%程度で、乾燥を避ける |
土壌 | 水はけの良い肥沃な土 |
追肥 | 生育期に2〜3週間ごとに液体肥料を薄めて与える |
まずは第1弾。これから1週間ごとに写真と一緒に観察を続けていく予定。鉢全体や土に埋めた断面の写真を貼って、小さな変化も一緒に見守ってもらえたら嬉しい。
最終的な目標は——こんな大きなバナナの葉っぱを部屋に飾ること!



ちなみに、Amazonで「バナナの木」と検索すると、ちゃんと苗が売ってました。
正直、これを買えばすぐに育てられるんだけど、私はやっぱり自分で育ててみたい派。
もし失敗しても、それはそれでこの苗を買うつもりだから安心です。
せっかくなので、興味がある方のためにリンクもつけておきます。

そして最後に、ちょっと私の今の心境を…

「ヘタから本当に芽が出たら、私の小さな南国プロジェクト、優勝じゃない?」
1週間後、どうなっているか?
お楽しみに〜!
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