🇮🇩風に乗ってやってくる、バリの香り

🇮🇩インドネシア

バリの朝は、とても静か。
その静けさに、甘い気配だけがすっと差し込んでくる。

tabi-fa
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朝の甘い香りの正体を探しに行ってきたよ。

プルメリアが開いたばかりの柔らかい香り、

朝の光をそのまま閉じ込めたみたいなプルメリア。優しい香り。
黄色も、ピンクも、バリでは当たり前のように咲いてるよ。(撮影:tabi-fa)
地面にそっと横たわっても、香りだけは空へ帰っていくプルメリア。(撮影:tabi-fa)

チャナン・サリの細い煙が描く細い軌道、

チャナン・サリ(Canang Sari)
朝の祈りがそっと置かれてゆく場所。
お線香の香り。
(撮影:tabi-fa)
ロビーのツアーデスクにもチャナンサリ。朝になると線香に火が入り、やわらかな煙がそっと立ちのぼる。
両替所の机にも同じ祈りが置かれ、ホテル全体に清らかな香りが満ちていく。
(撮影:tabi-fa)
朝のチャナンサリ。線香に火が灯り、清らかな香りがふわりと広がる。
水をそっと散らし、今日の平穏を祈るひととき。
(撮影:tabi-fa)

そして緑たちがひそやかに吐く息。

庭いっぱいに息づく緑。葉っぱの呼吸。
葉の重なりがつくる影まで、ゆったり豊か。(撮影:tabi-fa)
ホテルの中なのに、小さな森の胸の中にいるみたい。
この緑に包まれた匂い、写真越しに少しでも届くといいな。
(撮影:tabi-fa)

風がそっと触れていくたびに、
香りがゆらゆら揺れて、形のない景色をつくる。
写真には写らないはずの空気さえ、
この島では少しだけ見える気がする。

tabi-fa
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バリには“大地の吐息”っていう香りがあるの。
 朝、その香りを胸いっぱいに吸うと、心がふっとほどけるよ。


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