レギャン通りから一本奥に入っただけなのに、
空気ががらっと変わる路地がある。
バイクがひっきりなしに走っていて、
観光客がいない道。

(撮影:tabi-fa)
その通り沿いに、値段表示すらない屋台が出ていた。


焼き型が並んでいて、
半円のもの、丸くてボコボコしたもの。

(撮影:tabi-fa)
なんだか気になって、試しに2個だけ買ってみた。

……びっくりした。
熱々で、ものすごく美味しい。
ふわふわなのに、もちっとしていて、
舌触りがなめらか。
甘さはやさしくて、雑さがない。
素朴で何個でもいけそう。
その場で食べたあと、
これは絶対バス旅に合うと思って、いくつか持ち帰り用に買った。
匂いもしないし、軽いし、ちょうどいい。
冷めてももちろん美味しい。
でも、熱々は別格。
あまりに美味しくて、
結局、翌日もまた食べに行った。
昨日食べて、今日も食べた。
完全にハマった。
街を歩いていたら、
商店の前に座り込んでいる売り子さんたちが、
同じお菓子を食べているのを見かけた。
ああ、やっぱり。
これは観光用じゃない。
地元の人が普通に食べる、おやつなんだ。
この屋台で売っていたのは、
プキス(Pukis) と ビカン(Bikang)。
半円形で、お月様みたいな形をしているのがプキス。
花のようにボコボコした形をしているのがビカン。
どちらも、インドネシアでは昔から親しまれてきた、
米粉とココナッツミルクを使った伝統的なお菓子。
プキス(Pukis)
米粉、ココナッツミルク、卵、砂糖を使った、
ふんわりした半円形のケーキ。
チーズやチョコを入れるのは、ローカル屋台定番のアレンジ。
ビカン(Bikang)
米粉やタピオカ粉、ココナッツミルク、砂糖を使った、
もちっと柔らかい花形のお菓子。
緑はパンダン(東南アジアでよく使われる 香りづけ用の葉っぱ)、
茶色はヤシ砂糖(ヤシの木の樹液から作られる砂糖)の風味。
市場や路地の屋台で売られることが多く、
特別な日に食べるものというより、
日常のおやつとして根付いてきた存在。

ね、ね、tabi-fa。これさ、値段書いてなかったって言ってたよね?
……で、いくらだったの?

これね、どれも全部3,000ルピアだって

3,000ルピア……え、日本円で約30円?

そう。約30円。
それに結構大きくて満足感あるの。
ごちそうさまでした😄

そういえばtabi-faが前に“カロリー爆弾のマルタバ”食べに行った話も書いてたよね。合わせて読むと、甘さの振れ幅が楽しいよ。



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