朝のベランダ。いつものようにコンポストの土を混ぜて、生ゴミを入れようとした瞬間、
スコップの先で何かが動いた。
「えっ?」と思って覗きこむと、そこにはぷくぷくと動く小さな命が…。
最初はちょっとびっくりしたけれど、調べてみたらこの子たち、すごい仕事をしているらしいのです。
🌼 このブログには幼虫の写真があります。
虫が苦手な方は、無理せずスクロールして先に進むか、写真部分を飛ばしてご覧ください。
過去にコンポストを作った様子は、こちらのブログで詳しく紹介しています。
「エコ生活バナナの皮問題これでスッキリ」をチェックしてみてね!

「わぁ、なんだろうこの幼虫!」
生ゴミを混ぜようとスコップを入れたら、ぷくぷくと動く小さな命。

実は アメリカミズアブの “さなぎになる前” の前蛹(ぜんよう)なんです。
見た目はしっかりしてるけど、まだまだ育ち盛りの若手!
コンポストのヒーローとして、今日も土の中で大活躍✨
実はこの小さな子、ほんの一部で…下の土にはまだ仲間がいっぱい。
(撮影:tabi-fa)
見た目はちょっとドキッとするけど、調べてみるとその子たちは
「アメリカミズアブ」というアブの幼虫だった。
アメリカミズアブは、アブの仲間だけど人を刺さない安全な虫。
生ゴミや堆肥を分解して、栄養たっぷりの土に変えてくれる
**「益虫」**と呼ばれる有益な存在。

世界的には“自然のリサイクラー”とも呼ばれていて、
農業や環境の分野ではとても注目されているんだって。
見た目とは裏腹に、実は頼もしいお掃除屋さんなんです。
思い返せば、1か月ほど前から、
ゴーヤの花をツンツンしている小さなハチみたいな子がいた。
その子がたぶん、アメリカミズアブの成虫。
毎朝ベランダにやってきて、黄色い花の間をせわしなく飛び回っていた。

そして今、プランターにはゴーヤが5個も実っている。
トマトの花もまだ咲いていて、ベランダはまるで小さな畑みたい。

ここには普段、ちっちゃなアブがツンツンしにやってくるんです。
アブは写真には写っていないけれど、自然の小さな循環を感じられるひととき。
(撮影:tabi-fa)
気づいたら、すべてがつながっていた。
アブが花を受粉させてくれて、ゴーヤが実る。
生ゴミをコンポストに入れると、
その生ゴミをアブの幼虫たちが分解して、また土に還す。
そうやって、ベランダの中でひとつの小さな循環が生まれていたんだ。
生ゴミも、虫も、花も、風も。
ぜんぶがちゃんと役割を持っていて、
どれかひとつが欠けても、この小さな宇宙は回らない。
来年、この土からまた芽が出たとき、
今日の“わぁ、なんだろう”が、静かに芽吹いてくれる気がする。

あ、この子🐛を見つけても大丈夫!害はない子だから安心してね~




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